スタッフインタビュー

特別養護老人ホームみどりの園 介護職員(2022年新卒採用) 渡部 勇樹
仕事中の渡部さん

利用者の声に耳を傾け、毎日をともに歩む介護の仕事

渡部さんは、認知症の方が多いフロアで4年目の介護職員として日々ケアにあたっています。朝食や排泄の介助から昼食、午後のレクリエーションや体操、おやつ、夕食まで利用者一人ひとりに寄り添い、変化に気づきながらサポート。最初は不安もありましたが、「孫のような距離感」で関わることで信頼してもらえると気づきました。「ありがとう」と言われることが嬉しく、今後は知識を深めて後輩育成やチーム全体の支援にも力を注ぎたいと考えています。

—— まずは簡単な自己紹介と、業務内容について教えてください。

私は今年で入職4年目です。26歳で、認知症の方が多いフロアに配属されて、毎日そのケアをしています。朝は8時から朝食の介助、排泄の介助、昼ご飯の介助、昼食後にはレクリエーションや体を動かす活動、午後3時からおやつ、そして17時ころから夕食の介助。夜勤もあります。

—— 現在の職に就かれた経緯などを教えてください。

大学は一般の大学で、入ったときは介護の仕事をするなんて考えていませんでした。キャリア支援の方からこの仕事を紹介されて、面白そうだな、と思ったんです。自分の仕事の軸は「ありがとう」と言ってもらえること。介護の仕事は利用者さんやご家族の方から直接「ありがとう」と言われることが多く、それがやりがいになっています。
 
資格は入職してから勉強しました。仕事終わりに勉強して、介護福祉士を取得できました。研修も会社で受けさせてもらえたので、無事に資格も取れました。
インタビュー中の渡部さん

—— 実際に入職されて、どのようなことを感じましたか。また印象に残っていることなどあれば、教えてください。

学生のころは介護の経験も知識もなく、最初は大変でした。介護の仕事のイメージは、高齢の方と楽しく話したり、食事やトイレの手伝いをすることくらい。入職前のイメージとそれほど変わらない部分もありましたが、実際にはそれ以上でした。ここで生活されている方は、認知症やいろいろな事情を抱えていて、ひとりひとり違うので、それぞれに合ったケアを考えなければなりません。大変だけど、楽しもうと思っています。
 
利用者さんはそれぞれの人生を歩んできた人たちです。どのように接していくのが適切か、どういう一日を過ごしているのか、観察しながら考えています。自分の世代の人と話すのとは違って、接し方も難しいです。最初はどう話していいか全くわからなくて、先輩の職員を見たり、聞いたりして、少しずつ学んでいきました。優しく教えてくれる先輩には本当に助けられました。
 
職場の人たちは本当にいい人が多いです。気にかけてくれたり、休憩時間の雑談でサポートしてくれたりもします。毎日働いていて楽しいと思える職場です。職員同士も仲が良く、だからこそここまで続けられているんだと思います。利用者さんの小さな変化に気づいたときのうれしさは格別です。最初は髪を切ったくらいの変化も見逃していましたが、少しずつ成長しているんだなと実感します。
 
介護は正解がわからないことも多いです。ちょっとずつ探りながらやるしかありません。入りすぎると利用者さんが遠慮してしまうので、少しずつコミュニケーションを取り、信用してもらうしかないです。来ていただいたときの不安を少しでも減らせるよう、まずはあいさつから始めます。打ち解けるには時間がかかりますが、それも大切なプロセスです。
 
印象深い経験もたくさんあります。夜勤で、眠れない認知症の利用者さんがいて、夜中ずっと話をしていたことがあります。話した内容は覚えていないけれど、部屋や食堂で見守る中で、利用者さんと関わる大切さを強く感じました。事故や転倒のリスクもあるので、見守る責任も大きいです。話が飛んでしまうこともありますが、何度でもコミュニケーションを取ることが大事です。
 
私はこの仕事を選んでよかったと思っています。ほかの業界も見ましたが、自分のやりがいを考えると、やはり介護が合っていました。じつは「接客」は苦手で、コミュニケーションに不安がありました。でも慣れるしかなくて、今は利用者さんに寄り添いながら、少しずつ信頼関係を築けるようになってきました。明るく元気でなくても、落ち着いた雰囲気や孫のような距離感でも好かれることがわかりました。
 
フロアには指導員が2人いて、利用者さんの変化や職員への気配りが本当に細かいです。私もその姿を見て、少しずつ自分も頑張らなきゃと思っています。夜勤や日常の介助での学びは多く、すべてが印象深い経験です。大変なこともありますが、利用者さんから「ありがとう」と言ってもらえる瞬間や、小さな変化に気づけた喜びが、この仕事のやりがいです。
インタビュー中の渡部さん

—— 今後の目標などあれば教えてください。

これからは、もっと自分の視野を広げたいと思っています。フロアでのケアだけでなく、認知症や高齢者介護についての知識をさらに深めて、利用者さん一人ひとりにより寄り添えるようになりたいです。また、夜勤や日中のケアだけでなく、日常生活の楽しみや小さな目標を一緒に作る取り組みを増やして、利用者さんの笑顔をもっと増やしたいと思っています。
 
将来的には、後輩職員や新人に自分の経験を伝えられる存在にもなりたいです。介護は正解が一つではない仕事ですが、利用者さんの一日の中でちょっとした変化に気づける力や、信頼関係を築く力は、経験を積むことで必ず成長します。私もこれから、少しずつそういう力を身につけながら、フロア全体の雰囲気づくりやチームのサポートにも貢献していきたいです。
 
介護は大変だけど、やっぱり人と人がつながれる仕事です。ありがとうと言われたときの喜びや、利用者さんの笑顔に触れられる瞬間は何物にも代えがたい。この仕事を続ける限り、もっとたくさんの笑顔を一緒に作っていきたいと思います。

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